オモチャ箱を、決してひっくり返したりはせず楽しく遊ぶみたいな…。ホガラカさという概念自体を音像化する快挙ですね！

ウサギがロケットに放り込まれる場面が好きなんですが、
「耳を掴まれ持ちあげられたウサギ。どこに持ってかれるのかとロケットの方をチラッと見るや否やおしりから放りこまれる。手を離され、驚いてしまうが、うまいこと収まってニッコリ」
という流れを時間にして3秒、10枚に満たない絵の枚数の中に盛り込めるのは、無駄が無く的確だからだと思います。

上記は絵の話ですが、音の方も同じで、これが用の美か、侘び寂びか、と思うほどの過不足無さすら感じさせずこういう曲を作ってしまう辺り凄まじいと思いました。

ウワモノがビートを呼び、ビートがウワモノを呼び、ジャストなタイミングで入るブリッジが新たな展開を招き…この無駄の無さを自分も見習いたいところです。シンプルイズベストを痛感しました。
(2011/06/21 02:05:39)

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